Introduction
Story - 未来篇
最凶の妖夢『境界の彼方』を体内に宿し、半妖として生きてきた神原秋人。
そして『境界の彼方』を、唯一倒すことが出来る呪われた血を持つ異界士、栗山未来。
世界から嫌われた二人は出会うべくして出会い、次第に惹かれ合っていった。
二人で生きる世界を選んだ秋人と未来。
戦いも終わり、これからまた普通の日常が始まる、そう思っていたはずなのに…。
『境界の彼方』から奇跡的に未来を取り戻すことができ、喜んだのも束の間、その代償なのか未来の記憶は瞬く間になくなってしまった。
春になり、新学期を迎えても未来の記憶が戻ることはなかった…。
進級し高校三年になった秋人は、未来の幸せを思い、未来を避けるようになっていた。
秋人の思いも知らず、惹かれるままに秋人に近づく未来。
そんな二人の前に未来を知る人影が。
秋人の思いも空しく、未来は再び自分自身と向き合う戦いに赴くことになる。